まだ見ぬ自宅

家を決めるにあたって、公共住宅(東京で言う都営住宅)を勧められたので、何軒か友人と役場の人が候補をあげてくれた。最初、カードリーダーが手元になく友人にデジカメのモニターに映る写真をSkypeで見せてもらった。ここに貼ってある写真は、後日データでもらった見やすい方の写真。まあだいたいのことがわかればいいので、あとは間取り図をもらって、検討した。周りの様子は、Google earthで見た。3箇所くらいの候補の中に、見晴らしが良く住みやすそうな物件はここだというところがあった。

%e5%ae%b601いかにも北海道の公営住宅って感じの4件長屋だ。この時に大樹神社や役場付近、商店街の付近の様子もGoogle earthで見ていた。ちょっと高台にあって、街の中心にあり暦舟川も近い。間取りを見ると、一番端なのでこの家のさらに端の部屋なら少々音も出せそうだ。建物と建物は離れて立っている。木琴は今まで通り家でできるだろう。家の前にくるみの木がある。

古い家は、小金井でも古民家のような借家に住んでいたから環境としてたいして変わらない。リフォームもちゃんとしてあって、かえって綺麗なくらいだ。しかも広い。(こっちではそうでもないかもしれないけど)

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ついた次の日、いよいよ見に行ったが、だいたい予想通り、思ったよりも状態は良いようだ。さらに次の日、荷物が届いて、新居の片付けが始まり、私の山のコテージでの仕事も始まった。

大きな家具は、ほとんど処分してきた。冷蔵庫、洗濯機は娘の独立のためにそっちに。冷蔵庫、と洗濯機と布団類をこっちでもらうことになっていた。

とはいえ、一ヶ月間あれほど盛大に処分したのだが、処分できないものはけっこうあり、家具がないので入れ物がない…。仕事、かたずけの合間にリサイクルショップで、必要なものを少しずつ揃えた。大きなチャンシーのソファーを持ってきたので、それを据え置いたら、お茶の間もすぐに小金井の雰囲気のまま広くなった感じだ。一部屋は木琴部屋に、もう一部屋は、わたしの部屋兼寝るところ。

こちらでの手続き関係の用事もいろいろあり、4月はあっというまに過ぎていった。

 

到着!

フェリーは、午後一時ごろ着いた。ぜったい途中でなんか食べようと思っていたのだが、数十年前に一度修学旅行で来て、数年前に札幌に一泊の演奏で来て….十勝に来たのはこれが初めて….。道路の事情が本州とまったく違う!

苫小牧のフェリーの港は大型トラックが行き交う広い道。途中も何がどこにあるのかさっぱりわからない。(きっと今行けば少しはわかると思うんだけど)高速にSAはなく立派な公衆トイレ…。

大したものも食べず道もスマホのナビ頼り。%e9%81%93大樹町までの高速無料区間が伸びているのは知らず忠類で高速を降りて目的地の友人のところを目指す。だんだん薄暗くなってくる。今では随分慣れてきたけど、何もない道が延々と続いた。自販機を見つけてそこでコーンスープを買って、持っていたパンを少々食べる。いや~はらへったぁ。

 

 

 

 

目的地に薄暗くなってやっと到着。ここが友人のところであり、これから1年私の仕事場になるコテージ。%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%ab%e3%83%ab%e3%82%b7%e3%83%9a

今晩はここの母屋に泊まることになっている。夕飯は白樺の樹液でしゃぶしゃぶをご馳走になった。この家のお父さんもお母さんも昔から電話では話したことがあってスカイプでもお目にかかっていた。

%e8%aa%ad%e3%81%bf%e8%81%9e%e3%81%8b%e3%81%9b夕飯を食べていたのだが、大きいコテージに来ているお客さんに紹介されたところ、ぜひ木琴を弾いてほしいということで、急遽ミニライブとなった。何かあると困ると、チャンシーはすぐに使える状態の木琴とすぐに出せる衣装を用意していた。…のがこの写真である。そして夜遅く、積もる話で盛り上がり風呂に入って就寝。

だが、これから住む公共住宅は、詳しい場所すら、まだ知らない。写真とグーグルアースでしか見ていないのだ。明日は、自宅を見にいこう。荷物は明後日到着だ。

 

 

朝起きると、窓のところにエゾリスが来た。餌をやっているので毎朝くるのだが初めて、こんな近くでエゾリスを見た。(散らばっているのは餌の松かさの殻)

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東京 田舎 仕事考

ここらで仕事のことを考えてみる。
移住して田舎に住みたいとぼんやり想っている人はたくさんいると思う。でも、実際に実行する人は少数だ。今の状況から、ガラッと全てを変えるのは容易なことではない。距離が遠くなればなるほど、移動にもお金がかかるし、今のご時世そんな思い切った…なんてね。
うちの場合は、神意みたいなものを感じたし、ぐいぐいとそっちにひっぱられるような、背中を押されるような成り行きというのがあった。そして一年間何をしようか考える猶予もあった。(まあ、毎日は大変は大変だったけど)

大抵、私達くらいの年代で移住なんていうとそんなに働かなくていいご身分だと想像されることが多い。が、そんなことはないよ。年金もまだもらってないし。

「金があるのと無いのは、同じこと」そう、師匠のカクラバ・ロビは言っていたが、まさにそうなのだ。都会でなんでも揃っていてあれを買おうこれを買おうなんて考えていても、そういう環境が無くなってみると、無くてもいいものはたくさんある。買い物は、日常の必要なものだけ、変わったものは遠出して、わざわざ買いに行く。そんな生活になればなったで、どうにかなるものだ。

最初の一年、研修生の給料でなんとかしてきた。公共住宅に入ったので家賃は安いし、物価も珍しいもの(東京でありきたりのものがこちらでは珍しいものに入っていたりするが)さえ買わなければそんなに生活費はかからない。逆に都会で高級食材だと思っていたものが、びっくりするほど安かったり。%e8%b2%b7%e3%81%84%e5%87%ba%e3%81%97生活費がかからないので、そんなに貧乏な風でも無く、普通に生活できていた。食べるものは安くて美味しいし、自分で作る手間を惜しまなければ、かなり質の良いものを食べていける。

月に一度くらいの割で、帯広のカルディコーヒーファームに買い出しに行く。(今回は数ヶ月ぶりだったが。)コーヒー豆、パスタ、オリーブオイル、スパイス、岩塩、紅茶など買ってくる。こういうものがあるといろいろ作れて美味しい食材が生きる。そしてAmazonもよく利用して、ちょっとしたものなどを買っている。地方でこそ、Amazonはたいへん便利だ。(北海道は当日や次の日には届かないが…)

さて、今年の春、大樹町にある工場に勤め始めた。また介護食を作る仕事もかんがえたが、新しいことをやってみるのもいいかもと、別の職種にした。こっちに来てからの友人が紹介してくれたところだ。東京で、むかしは三鷹あたりだと組み立て工場なんかがあって、趣味と実益を兼ねた工場勤め。わたしはそんなところで半田付けとかおぼえたのだが、ある時を境に一気に移転してしまった。その点、地方は巨大な工場がいくつか必ずある。十勝は食品関係の加工工場など。介護関係も必ずある。介護食を作る仕事も。この土地ならではの仕事もある。だから、一番の不安材料である、「地方に行ったら仕事がないから移住できない…」は、実際来てみると、そうでもないようだ。要は、都会にしかない仕事を選ばなければいいのだ。ほかにも面白そうな仕事は探せばいろいろあると思う。そして、「仕事は作れる」だろうと思う。(まだ、来たばかりでその域にまでは行っていないのだが…。)最低賃金は、都会よりかなり低いので初めは驚くが、二人で働けば、生活費を考えるとかえってリッチに暮らせるかもしれない。

住めば都、来てみればきっとなんとかなると思う。工場勤めも半年くらい経って、まあ、いじめっこがいたり、どこもいろいろあるけれど、わりと楽しくなってきた。チャンシーもドライバーの仕事を春から始めたところだ。

山ちゃん&柏林公園祭りです

 

%e5%b1%b1%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%939/17は、帯広近くの十勝ヒルズで、古い友人の山北紀彦(山ちゃん)とママドゥ・ローのアフリカンドラムユニット「SAFAIKO」&ケニアのンゴマ奏者の「大西匡哉」さんのライブに行ってきた。山ちゃんとは佐渡のアースセレブレーションであって以来の友人であり、山ちゃんが函館に住んでいた時は、東京でツアーに来るとうちに寄ってくれたりしていたが、ここ何年も会っていなかった。大樹町のパンロゴクラブのメンバーから毎年帯広でライブをやっているというのを聞き、(この人が、山ちゃんの友人だった)今年こそはと行って久しぶりに太鼓を聞いて話もしてきた。ママドゥと大西さんも以前会ったことがあり、二人とも覚えていてくれた。大西さんは、以前パンロゴクラブに訪ねてきてくれたンゴマ奏者 Tさんからパンロゴのリズムを教わっており、パンロゴのこともよく知っているという。山ちゃんに至っては10年くらい前だろうかパンロゴクラブで一緒に歌った歌を覚えていて、会場で休憩時間に盛り上がった。演奏は素晴らしく、ンゴマと山ちゃんのドラムのベース音がいい感じで、そこにママドゥのジャンベとサバールのソロ。おなじみの山ちゃんソングも懐かしい。会場まで行くのに少し迷ったが、無事開始前に到着して、全部見ることができた。そして、なにより、十勝にアフリカン好きがたくさんいるのに驚いた。帯広で有名なパーカッショニストフッチーさんともお友達になれて、またまた広がりそうな予感。そして、なにより、わたしがやる気になってきた。

 

9/18
%e6%88%a6%e5%88%a9%e5%93%81次の日は、午後から仕事だったが、柏林公園まつりだ。あいにくの雨だったがすぐ近所なので歩いて行った。雨だから一が少ないと思いきやお目当てのものに並ぶ大勢の大樹町民。大樹肉牛の安売りとアキアジもあるのだ。去年はパンロゴクラブ勧誘のため太鼓を持って行ってお試しコーナーをやっていたので、何も買えなかった。今年は雨で人は少ないらしい。並べば買えそうだ。

で、こんなにゲットしてきた。

 

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秋鮭の大きさ….。これが1000円である。浜に行って釣る人もいるというが、釣りはやったことがない。

MacBookAir12inchとの比較写真を載せてみる。ついでにさばいているところも。白子は燻製にして、身は塩漬けにした。頭は半割り。肉と干物は冷凍保存。黒毛和牛最高級な霜降りの肉。….の切り落とし。半分は焼肉で塩コショウでたべるのが楽しみだ。

このサイズの鮭を公園の噴水に放して小学生がつかみどりするというイベントもある。豪華ゲストも出て、地場産のほかにもうまいものが並ぶのだが、この牛肉がメインだ。会場では雨にもかかわらず火を起こす焼肉人たち。サーロインとかすごい切り身を焼くのである。十勝はさすが日本の食料庫。すごい祭りである。

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宇宙の森フェス

昨年から、パンロゴクラブに初めの頃参加していた役場のMちゃんを中心に準備を進めていた大樹町初のフェス「宇宙の森フェス」が、9/10 カムイコタンキャンプ場で開催された。

何しろ、前の週は台風続きで大樹町は断水。橋は落ちるわ、川の増水…..問題はやまほどあった。はじめのメインステージの予定地も増水で使えない、そして、ずっと続く雨、雨、雨….。誰もが開催は難しいんじゃないかと思ったことだろう。だけど、若者たちはギリギリまで希望を捨てなかった。前の日も大雨。そのなかで規模を縮小はしたものの、準備を進めていたという。

当日、祈りが通じたのか奇跡のような晴天。この夏日の光をあまり見なかったというのに。

%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%b902パンロゴクラブで、ドラムやその他の楽器を体験出来るコーナーを出した。出演者が、大雨の影響でキャンセルになった枠で、演奏をガツンとやることにした。まだ、クラブが出来て一年だが、このところ、パンロゴ経験者の参加もあり、人数は少ないものの、なかなかのクオリティーで演奏できるようになった。体験で来てくれたお父さんと赤ちゃん。この赤ちゃんがノリノリで、演奏の録音を聞くと声が入っていて、まるでガーナの現地録音のようだ。一緒に歌ってくれている。

演奏は好評で、飛び入りでメインステージ出演者のAkikoさんのステージの最後の曲でジョイントすることになった。こっちもAkikoさんがとても喜んでくれて、うれしいフェスになった。最後にキャンプ場の森の木々にライティングパフォーマンスなんかもあって、星も綺麗に見えて、いい場所だなあと思った。

来年もあるといいなあ。

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断水

10/31日、連日の大雨と台風の被害で、大樹町の水道のメインのパイプが流され水道が出なくなった。この台風で流された橋に車が落ち、一名が亡くなるという被害も出た。暦船川も橋まで届くんじゃないかというくらい増水した。まさかの災害である。この日、午前中はまだ水道が出ていたので、万が一断水ということになると困るとホームセンターに行ってみたが、水タンクはすでに売り切れ。この時すでに町内の断水ははじまっていたらしい。しかたがないので、水をためる用に漬物樽の大きめのものを用意した。….だが、家に着いたらすでに水は出なかった。風呂桶には水が溜めてあったのでトイレはそれで流した。汲み取り式の家も多いので、トイレはそんなに話題にはならなかったが。

復旧はいつになるかわからないらしい。学校も施設もみんな休みになった。(私の職場は他のほうから水を引いていたらしく、トイレ以外は普通に出ていたので、仕事は普通にあった)dansui02
1~2日くらいで、地域によっては水は出るようになったらしいが、我が家は実に5日に渡って完全断水。東京で、東日本大震災のときにいろいろ防災について考えていたが、これほど長期の断水は初めての体験だった。幸い、公衆浴場のあたりは、早く復旧したので、風呂には無事に入れた。温泉も無料開放になったので、そちらを利用した人も多かった。飲料水は役場に行って、給水車で朝夕もらってきた。

 

災害時のテレビニュースなどでおなじみの自衛隊の給水車をまさか利用するとは思わなかった。

dansui03役場もてんてこ舞いだったに違いない。
この給水袋は、紐を通すとバックパックになって運べるようになっていた。

この袋も無くなって、釧路市の袋に変わったりだったが、水タンクがない家には大変助かった。あとで考えたら、これは6L、タンクに満タンに入れたら重くて大変だっただろうと思う。何かに用意して、水タンクは使ったほうがいいというのを学んだ。

 

おにぎりやホットプレートで焼きそば作ったり、もう4日目くらいになったら、勢いで、買ってあった水牛モッツァレラチーズでビザを焼いてみたりした。5日目に我が家は水が出るようになったが、完全復旧まで6日。長い断水でありました。

この台風で、北海道、特に十勝は大被害。台風が来ることさえ珍しいというのに連発での上陸。全く今年は天気が悪い。

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北海道へ出発した日

何もない、いままでお茶の間だったところで一晩寝て朝だ。この布団を粗大ゴミにだして、ほかの大物とまとめる。粗大ゴミのシールが足りないと市の引き取りに指摘され、シールを買いに走ったり、まだまだ慌ただしい朝。不動産屋は通していなかったので、大家さんが家に来て精算、あとは大洗のフェリーの時間までに出発だ。こっそり、家や庭、小金井公園、いろんなものに挨拶をした。

友人が朝飯を買って持ってきてくれて、慌ただしく食べ、小金井を出た。サンバーには木琴が隙間なく入っている。さらにがらんとした家はちょっと寂しげ。ここ数年で周りの借家は取り壊され、駐車場や新築の借家に変わっていて、うちの一角だけ数件古い借家が並んでいる。私が育ったのは、杉並区だし、チャンシーは中野区。そして三鷹市、小金井市。ずっと東京のこの辺りに暮らしてきた。新しい場所は、どうだろう? 寂しいような感じもするし、行き先のまだ実際に見たことのない大樹町への期待もある。それよりも、長い船旅も初めてだ。

idou02雨が降ってきていた。さんふらわあ号に乗り込み、すぐに浴場へ(混雑するという事前情報があった)引越し、長旅、早く風呂に入ろうということにした。風呂に入っていたら、出航のアナウンスがあり離陸(船も離陸っていうんだろうか)を迎えた。雨は強くなり、船内から稲光が見えた。

船内を探索して早めに食堂へ行きゆっくりビュッフェスタイルの夕飯を食べた。明日の昼過ぎに到着。航路は部屋のテレビでどの辺を進んでいるのかがわかるようになっていた。一泊なので一部屋とったのが、この部屋。idou01

早朝から多少海が荒れて、揺れたが、快適な船旅だった。昼に到着なので昼飯コーナーもあったが、どこかで食べられるからと昼は頼まなかった。

(この時、道内の高速道路事情を知らなかったので、あとで後悔した)

苫小牧から道東自動車道を通ったのだが、どこかで昼飯をと思っていたのだが、苫小牧あたりもまっすぐな広い道が続くばかりで食べ物屋はわからず、途中、高速道路のサービスエリアらしきものも無く、やっと見つけた!と思うと北海道ならではの豪華な公衆トイレ。差し入れの残りのパンと自販機のコーンスープだけ。

食べ物王国十勝に向かうというのに残念なことになっていた。

idou03少し雪が残る頃、こうして北海道に上陸した。

 

 

夏 虫

こっちに来て、二回目の夏。今年の十勝はほんとに雨が多く今日も台風の影響か雨だ。爽やかな北海道の夏!!!っていうのが今年はさっぱりである。湿度対策はいつもいらないのはずで、エアコンなしなのでドライをつけて…なんてのはない。

湿っていると虫が出る。さすがにゴミブリはいないけど、しょうじょうばえや丸々太ったハエは出る。コバエは、東京のように麺つゆトラップがよく効いて捕獲に成功した。ペットボトルの下部分を切って、麺つゆと水と食器洗い用洗剤をブレンドしておくとそこにコバエが落ちる。

問題は、蚊である。東京の夏は、何も対策をしないと嫌っていうほど蚊に刺されることになるので、蚊取り器は必需品だった。こっちは、それほどでもなく、まあ、森の中とか草が多いところでは注意しても、家ではあまり気にならなかったのだが、今年は蚊がいる。寝ていて手の甲やとくにかゆいところを狙っているかのようにやたら刺されている。蚊の種類も違うのか刺されるとものすごくかゆい。夜中に起きるくらい痒い!!!!!痒みがぶり返すので昼間もかゆい。

こっちの蚊にまだ対抗できないのかもしれない。

大きな蜘蛛が巣を張っているが、罠には、なかなかかからないようだ。こっちの蜘蛛の糸は粘りが強く自分に絡まるとべったりする。庭の石の下には地蜘蛛の卵膜(コギリの膜でおなじみ)も見られる。蜘蛛は嫌いじゃないので巣を観察したりするが、車のサイドミラーから灯油タンクにつなげていつも糸を張るのはやめて欲しい。

蚊取り器をさがしにホームセンターへ行ったら、どれも売り切れていた。そこが都市と違うところで、売り切れればしばらくものは入ってこない。あちこちにドラッグストアがあるわけじゃないのでそういうときは困る。入荷を待っているよりAmazonの方が早かったりする。何かみんなが必要なものは、こういうふうに品切れを起こす。でも、今日欲しいのだ。しかたなく携帯用野外蚊取り器を買ってきた。(今晩は蚊に起こされることもないだろう)

アブなんかもけっこう人によってきて刺す。アブに刺されたら毒を吸い出すツールもけっこう必要かも。(ストローで吸い出すといいよと地元の人に教えてもらった)対策を聞く前に刺されたが、ぎゅっと絞り出したが刺されたところは一週間くらい痛痒く困った。

まあ、こんなことも慣れればなんとかなるもんである。

暦舟川 清流まつり

毎年8月の一週目の日曜(…だと思う)に暦舟川の河川敷で行われる町のまつり。
大樹町の祭りだ。会場には地産の食べ物屋が並び、(焼きガニなんかもあるよ)特設ステージでは、いろいろな出し物がある。今年の目玉は妖怪ウオッチのジバニャンショーだった。ちょっと小金井公園の月見祭りをおもわせるのどかな雰囲気のまつりだ。大樹町のマスコットゆるキャラ「コスピー」が遠くに見える。

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昨年に続き、今年もチャンシーと出演した。昨年はこちらに来たばかりで、パンロゴクラブもまだ始まったばかりだったが、今年はメンバーも増え、パンロゴドラムのアンサンブルを短時間ながら披露できた。前日に衣装を作ったり、けっこう張り切って臨んだがうまくいってほんとよかった。出演してくれた皆さんも楽しかったようで、これからは、もっとレベルアップしていきたいと思っている。出演していたので写真は枝豆を食っている私なんだが….。(この時はまだ焼きタラバとノンアルコールビールだった。あとで絶対一杯飲もう)

さて、出演は昼間。夕方からはペルプネ火祭りと言って、大木を燃やし、倒れた方角で豊作、豊漁を占うという一大イベントがある。これが、ほんとに大木で、燃やすとド迫力である。河川敷が広いのでスケールがデカイ。観客のサイズと比べてこの木の大きさがわかるだろうか。火の粉も激しく飛び、木の爆ぜる音がダイナミックだ。昨年は全く初めてだったのでかなり感動した。…今年は最後に行われる花火大会まで時間があったので、一度車に積んだ楽器を置いて歩いて出直したので着いたら倒れた後だったので残念だった。(だが生ビールは予定どおり一杯飲んだ)ちなみに今年は豊漁のほうに倒れたらしい。そのあと花火大会があり、これまたごくごく近くで見られる。花火の合間には星もかなり綺麗に見える。車を置いてきたので生ビールとツブ貝のおつまみで花火満喫だ。

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自家製チーズ

2015年は、チャンシーが、前出の蕎麦屋一秀さんが行っているチーズ作りのワークショップに参加して一個作ってきた。わたしは仕事が休めず行けなかったので、今年こそは参加しようと思っていたが、あいにくの満員。残念がっていたら、良いタイミングでその時に作ったという作りたてのものを一つ譲っていただけた。「その代わり、自分で育てろよ。」というわけだ。で、今育てている。毎日塩水で磨いて天地返しをする。保存は冷蔵庫の野菜室だ。IMG_3909

きっと毎年味が違うに違いない。熟成が楽しみである。大樹町産牛乳100%のチーズだ。町には保存食の加工ができる施設があり、町民は味噌作りやジャムなどの加工に使っている。加工所で加工して販売している方も多い。チーズを作れる道具も揃っている。ほかにも、麹を作るものや味噌すり器など、加工施設もあるし、パンロゴクラブで利用している生涯学習センターの調理室にも加工道具がそろっているらしい。チーズ作りがこういうふうにできるなんて、都会では考えられないこと。生乳を温めて酢を加えて固めた牛乳豆腐も酪農家さんにおねだりしていただいたり。しぼりたて牛乳を売っている牧場も近いし、普通に売っている牛乳も美味しいので、土鍋で牛乳豆腐をつくって、くみ豆腐のようにすくって食べ、残りのホエーで鍋にしたりして冬場には楽しんだ。東京では生活クラブや生協の牛乳を買っていて、こだわってはいたものの、地元の牛乳にはとうていかなわない。さすがに町民より牛の数の方が多いと言われる大樹町だ。(褒めてるんですよ。)

ソフトクリームもびっくりするほど美味いのがあって、少しづつ開拓中だ。

以下は昨年の話。

11872311_901732769900318_7081118558601759109_oチャンシーは克明にメモを取り残してある。場所を借りて材料を揃えれば、できるかもしれないが、数人で集まらないと大鍋なので量が多い。一個二個というわけにはいかないのだ。ワークショップの合間にはチーズ料理を食べたり、出来立てのフレッシュタイプのチーズを味わったりで、それはそれは羨ましいワークショップだったようだ。

 

 

これが2015年作の自家製チーズ。

すでに食べてしまったが、写真があった。うまかったなあ〜!

わりと早めに食べ始めたが、完熟すると真っ黄色のゴーダチーズになる。今年のはぜひとも完熟を目指したい。作ってないけど自分が育てているチーズだもの。

 

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