新居の片付け

着いた次の日、いよいよ引越し荷物が届いた。数時間で搬入は終わったが、山積ダンボールをどんどん開けていかなければいけない。家具の位置を決めたり、足りないものをもらいに行ったりリサイクルショップへ探しに行ったり、コテージの手伝いをしながらすすめた。チャンシーは、こっちでの仕事はまだ無く、私が朝出かけて行って、チャンシーが片付けものをして、夕方合流。昼間は合間を縫って役場や信金の口座を作ったりする手続きなど、相変わらず毎日忙しい。

布団は使っていたものは小金井で粗大ゴミで出し(古かった)、こちらではもらう手筈になって用意してもらっていたので、この夜から寝られそうだったが、三日ほど友人の家に泊まらせてもらった。

初めてこの家で寝る日。

ガス湯沸かし器はすぐにつけてもらえたのでお湯も出る。コンロは東京でもプロパンだったので、そのまま使えて煮炊きもOK。まずは風呂をわかして入ろうということになった。
この家には風呂ボイラーがすでに付いていてストーブもあった。(普通ここの公共住宅では自前で用意するらしい)灯油で沸かす風呂は初めてだ。小金井でも超レトロな風呂釜だったので古いバランス釜的な風呂は慣れていた。床が、すのこというのも同じだ。浴槽に水を満たし、沸かしていよいよ我が家の風呂だ〜!と思ったら、風呂釜から大量のゴミ…..。ちゃんと火は着くとチェックはしてもらっていたが、どうもしばらく使われていなかったようだ。温泉も公衆浴場も近く、家風呂を使わない人もいると聞く。なんてこったの風呂の大掃除だ。風呂釜クリーナーを買ってきて、やってみたらさらに大量のゴミ。とにかく次の日も風呂釜掃除を繰り返し、二日後、ようやく普通に使えるようになった。古い家に住んでいるとメンテナンスはお手のものである。灯油で沸かす風呂は、着くのに時間が掛かるし(着火まで7分とある)湧くのは早いが間を空けずに入らないと口火といえどもどんどん熱くなっていくので慣れが必要だったが、すぐに馴染んだ。

最初の朝、早く目が覚めたので徒歩で周りを散策し、北海道といえば…のセイコーマート(コンビニ)に行ってみた。(徒歩で行ける距離)小金井の家のすぐ近くにあったコンビニは閉店してしまったので、近くのコンビニまでの距離は同じくらいだった。周りの地理は全然わからない。ただ道が広く車は少なかった。