不思議な符号

はじめの話は町おこしをということだったので、チャンシーも年齢制限を無視して町おこし構想を書き、町おこし協力隊に応募した。(が、さすがにこれは落選した)私も地元食材を使った商品開発をするつもりでいた。
この時点では、大樹町に入ったら友人の仕事の手伝いや地元の食材で町おこし案を考えるという…そんなことで理解していた。(まあ、ずいぶん違ったことにはなったんだが…)

我が家としては、どんなだろうとそれは2番目な感じがしていた。行ってどうなってもそれはそれ…のような…。

いろいろなタイミングで、この大樹町行きは用意されているような感じがあった。こういうことを言うと変に思う人もいるかもしれないが、なにかあるという感じは常にあった。話は、どんどん進んで行く移住の話だったが、トラブルはほとんどない。その時はほんの少し感じていた、そんな予感も今となっては用意されていたとしか思われないほどだ。

さて、チャンシーはというと、小金井の家の真上をオオタカが円を描いて飛んでいるのを見たと言う。ずっと前にチャンシーがブログで連載していた小説の中で、旅立ちの時に主人公が頭の上をタカが舞っていた….。という書き出しで始まる章があったのを思い出した。

そんな出来事もあったし、決めるまでからこっちにきてからも、なにか見えない力が働いているような不思議な感覚を体験した。どうもこの話を進めろ進めろと押されているような感覚だった。引越し移動のフェリー出航の時は稲妻が光った。

事があるたび、なにかのしるしのように現れた。関わりのある数字の符号や、こちらに来てからは、なにかと動物(キツネやタカ、エゾリス、鹿など)を見かけた。それも、こちらにむかってなにか知らせているような不思議な現れ方で興味深い。それは未だに続いているようだ。運がいい….そんな言葉では言い表せないなにかがあると今でも思う。

今は、何かをやるための準備期間なんだろうと思う。そして、そのなにかをするために私たちはここに来たのだろう。