なんだかんだと言ってるうちに、この春で大樹町に移って3年になった。帰りたいなんて一度も思わなかった。ここは良いところだ。
先日免許証の書き換えがあって、運転免許証もついに北海道のものになり表書きの住所も大樹町になった。今の職場にも丸二年いることになる。2015年移住当時の研修生生活のまとめは近く書くことにして、今のことを久しぶりに記そう。
大樹町は、田舎だ。東京モンがちょっと来て言うんじゃなく東京からこっちに越してきた者が言うんだから。(3年いるからいいよね)人々の生活環境が東京とは全然違う。
隣町とは微妙な競争意識があり、とくに広尾町との関係は面白い。私の職場はほとんどの人が広尾町から通っているので、けっこうそんな関係性を感じることが多い。たとえば、「昨日大樹町は雪がずいぶん降ったねえ…。」といえば「広尾町は倍くらい降ったよ。」てなぐあい。仲が悪いわけじゃないけどなんだか競い合っている。どんな些細な出来事も大樹町民と広尾町民が話しているとこの競争意識がしょっちゅう見える。宮沢賢治の「ドングリと山猫」を思い出すようないざこざも見る。そんなことがひとつ。それと、職場でいえば子供の頃から同じ環境で育ち同じ学校に行って、同じ町内に暮らし同じ職場に何十年….。外の者が入ってくれば、全くのよそ者なのだ。私は、かつて幼稚園から大学院まである私立校の中学、高校に通っていた(しかも女子校)が、それのもっとすごいやつ??って感じだ。(この時の経験でわりと早く傾向と対策はわかってきた)馴染むというより、そのコミュニティーの深くに入り込まず、よそ者の距離感を保ちつつほどよく馴染むと言った感じか。地元の人との、この距離感は、ここで暮らしていくには大切なスキルなのかもしれない。(さすがにそんなよそ者に対して根掘り葉掘り調査活動には余念がないのだが)まあ、腹の立つことも多いが、今のところ普通にやっている。チャンシーもそんな町対抗合戦みたいな中で私よりもずっと馴染んでやっているようだ。
私もチャンシーもそのまえに町のイベントなどでアフリカ音楽やってます、とか新聞に載ったりしていたのでちょっと他の移住者とは違うのかもしれないが。
方言というか、早口で話していると初めは何を言っているのかわからないこともあった。北海道は訛りがないなんてうそです。広尾は海の町なのでけっこう言葉も荒っぽく、とにかくみんな怒っているようにしか聞こえなかった。わからない単語もいろいろ出てきて微妙に外国人みたいだった。基本みんないい人なので解説はしてくれるんだが。今ではだいたいわかるよ。
今季は雪が多かった。やっと解け始めて草も少し生えてきた。ここの春は、雪が溶けると一気に花も咲いて春がきた!っていう嬉しい感じがいい。これから、こっちは山菜が出てきて美味いものもどんどん出てくる。東京より日照時間が長いので朝も夕方も長くなる。
私たちが来た年に着任した地域おこし協力隊の面々も卒業。
また新たな年が始まる。