季節オープン

こちらの施設は、冬の間閉めているところが多い。行ってみようかな〜と思っているうちに冬が来て閉ってしまう。今年こそ、近くを散策しよう。

「大森ガーデン」に行ってみた。大樹町から国道を広尾方面に少し走る。地元の人はあまり入ったことがない人が多いようだがガイドブックなのにも載っている。うちからは結構近い。なかなかホームセンターには売っていないハーブを探しに行った。さすがにまだほとんど花は無いが、大きな芽がたくさん出ていて、それだけでも面白かった。雑貨なんかも置いていて楽しめる。ゴールデンウイークを過ぎたら花もたくさん咲くだろうから、この日は入らなかったが近いうちに是非カフェにも行ってみよう。
 今はこのあたりは、つくしがたくさん生えている。武蔵野公園の土手でよく取ったが、こっちのは立派だ。探してとるというより良いものを選んでとる感じだ。ハカマを取ってアク抜きし佃煮にした。北海道の人はあまりツクシは食べないようだ。聞いてもどこに生えているかわからなかったが、春になると庭にもたくさん出るのがわかった。
 庭といえば、あちこちから毎年クロッカスが出てきて何種類かの色違いが咲く。これから花がどんどん咲いて我が家の庭も賑やかになる。まだまだ、北海道は雪がちらつく時もあって寒いが、雪はほとんど無くなって、いよいよ爽やかなシーズンが始まる。昨年は雨が続いて台風も来て晴れた日が少なく残念だったが、今年は北海道ならではの爽やかな初夏が来るのが楽しみだ。….その前に、山菜が大量に取れるシーズンもあるのだ。

 

丸二年

こっちに来て今日で丸二年になった。SNSで2015年の写真というのがでてきたので、「はあ~そうだったっけ。」と思ったわけだ。

今のところ、順調に暮らせている。今年は二人とも働いているので多少は余裕も出てきたので、美味しいものなんかも買ってみたりしている。この二年で繋がった人たちとの縁で自分でチーズを作ったり、パンロゴクラブも大樹町だけでなく帯広に呼ばれて何回かやってみたりした。長年会えなかった友人とこちらで再会したりしたこともあった。オリーブの鉢植えも増えた。近所のおばあちゃんがおすそ分けで赤飯(こっちのは甘い)を届けてくれたり。パンロゴクラブも地域のイベントで何回か演奏してきた。先日は、介護施設で演奏をして大変喜ばれてお年寄りたちとパンロゴパーティー。100歳のおばあちゃんがマラカスを持って笑っている姿は素晴らしかった。

昨年は、初夏から雨や台風続きで悪天候が多かったのだが、今年はまたさわやかな夏が来ることを期待している。

やっと春らしくなってまた花が少しづつ庭に咲いてきた。町のあちこちに山菜がでてドライブ&山菜採りの季節だ。

楽しいだけではないけれど、ここに来てからの方が楽しいことの方がずっと多い気がする。ほんとうのマスタードラマーになれるよう頑張ろうと思っている。

研修生 夏 写真(2015)

ひょうたんを植え付けているところ。 白樺の革細工のことを知る。白樺は伐採した幹の皮をはがしてみたらつるっと面白いようにはがれて面白い。 葉を軽トラで集めてきた。これを細かくして干してお茶にする。生葉を濃く煮出したものは、畑の虫除けに蒔いた。

そしてカチマイ(十勝毎日新聞)にパンロゴクラブが。

 

研修生 夏(2015)

夏、といっても北海道は東京のようにうだるような暑さはない。爽やかな陽気だ。

こっちにしては小さいという畑は広く、庭いじりすらやったことのなかった私が草むしりや水やり、防虫に勤める毎日。白樺の葉をお茶にするため刈り取ってノコギリやハサミで小枝を切ったり、そんなこともした。合間にはシーズンが始まったのでコテージの準備もある。時折、白樺の葉で芳香蒸留水を作ったり、焚き火で燻製を作ってみたりしたが、雑用は山積みでそっちがメインになってきた。広い白樺林の草刈りも草払い機を担いで何日もかかった。春の間に2m近くにもなる雑草….。丸ノコのついた草かり機であっちこっち刈りまくった。リスが隠した木の実から芽が出ているのを発見したり…面白かったが、重いのでけっこうこたえたが毎日頑張っていた。だんだん、外での作業が楽しくなってきた。畑で汗にまみれ、拾い集めた枝で焚き火をして、ほっと一服するときに周りの景色や時々上を飛ぶ飛行機を眺めては不思議な気持ちでいた。だんだん育つ野菜。土もいいなあと思った。(まいにちクタクタだったけど)白樺で作っていたククサを家で削るようになって少しづつ形もできてきた。空いている畑スペースでチャンシーは、試験的にひょうたんを栽培し始めた。畑で草取りをしているときにチャンシーが自転車でひょうたんを見に来る。はじめてひょうたんに実が付いたときはなんだか嬉しかった。

地域おこし協力隊の企画のイベントにも色々参加して、人もだんだん繋がってきた。イベントがあるたび演奏もして、町の祭りにも出演して、少しづつパンロゴクラブの参加者も増えた。十勝毎日新聞にも何回か載って、思わぬところで声をかけられることもあった。

顔は真っ黒になって、なんだか健康になってきた。ここに来たおかげで、かなり人間らしく暮らせるようになったのかもしれない。ざっくり書くとあっさりしてしまうのだが、とにかくなんでもやった夏だった。

研修生 春2(2015) 写真

春の写真をまとめてみた。

我が家。庭が、越してきてしばらくするとあっという間にマーガレットで埋まった。布団を窓の縁に干しているところ。庭には、様々な花が咲いて驚いた。
ここの畑、こっちにしたら狭いらしいが、有機栽培なので除草剤は使わない。種まき、草取りすべて手作業だった。畑仕事なんて全くやったことがなかったので毎日クタクタになった。
テントの設営もやった。手伝ってくれた地域おこし隊、安保君と二人でお客さんのテントを設営。
写真よりまだまだ広い施設内のグリーンに見える地面一体、草刈りも毎日毎日、草払機を駆使した。
装備していたナイフ。
薪割り機。これが腰にくるのだ。考えて、板で傾斜をつけて重い丸太を転がして台に乗せた。
そして、マキ小屋に積むのだ。
白樺で作ってみたククサの途中経過。地元のもので何かできないか試行錯誤していたので作ってみたが、そのうち、そんなこともやっていられなくなった。ほぼ完成して、いまでも家にある記念品。

生涯学習センターを借りて練習を再開。大樹パンロゴクラブを始めた頃。
白樺の葉を煮出して発酵させた液を除草剤代わりに畑に蒔いた。背中に液を背負うのもかなり重かった。このユニクロのウインドブレーカーをずっと愛用していたが、終わる頃は焚き火の火の粉などで穴だらけになっていた。蛇を追い払うのも私の仕事だった。