小金井市のゴミは個別収集だ。なので、週に何度かの収集日に合わせて出さないといけないのでそのスケジュールも考えないといけない。どこかに出してくるわけにもいかないので庭はゴミ袋が山のようになった。それを延々とかたずけ、いよいよ引越し業者が来る日だ。行き先が遠方のため、荷物が現地に届くのは三日後になる。荷物を出して、この家に一泊し、サンバーで大洗に行き、大洗港から苫小牧まで一泊のフェリー旅。フェリーでは、長旅でもあるため二人部屋の個室をとった。前日までに準備は万端なはずだった…..。
さて、引越し業者がいよいよやって来た。料金のところで前にも書いたが、ここで大問題が。見積りは取ってもらったのだが、どうも実際の作業をする人たちからすると、予定よりかなり多いらしい。かなり甘い見積りだったのかもしれない。しかも、そのままで良いと言われていたものもダンボールに全て入れないといけないという。梱包しながら積むことになった。言われた通りに梱包したのにやりなおし….。作業の人数も少なく見積もられていたので引越し屋さんも大変だった。(現場の人たちはとてもいい人たちだったので、頑張ってくれた。ほんとに感謝だ。)絵画の作品、小物楽器なども丁寧に梱包してくれた。数時間で終わるはずが、予定時間を大幅に過ぎて夜、作業は終わった。トラックに載せきれないかもしれない…とも言われたが、すきまなく一台に載せ切ってくれたベテラン作業員さん、ほんとにありがとう。終わった時は、みんなでバンザイしたいくらいだった。
なにもかもなくなった住み慣れたちいさな家は、がらんと広かった。照明器具もほとんど外してしまったので、薄暗い。処分してしまう予定の布団と今日出たゴミ袋の山。向こうで布団をもらう手筈になっているので布団は今晩使って、明日粗大ゴミの回収が来る時に残った家具などと一緒に出してしまう。
娘が来たので、三人で近所の「浜勝」にトンカツを食べに行った。以前、ここはファミリーレストランで、隣はアイスクリームの会社があり、今は牛丼チェーンの店になっている。角はコンビニだったがリフォーム会社に変わっていた。玉川上水の樹も随分切られてしまい、大きく変わったあたりだ。
娘が新居に帰って、何もない家に古い布団を敷いて、寝た。明日は船旅。なんだか家族みんなが新生活で、大冒険に行くような気分と寂しい気分半分。この数週間の目の回るような忙しさ…。あとは新生活が待っている。
明日はいよいよ北海道に向けて出発だ。
木琴が満載されたサンバー。毛布、布などを隙間に埋めてある。