娘の引越し

私たちは、北海道になったが、娘はこれを機に独り立ち。アパート探しもしなければいけない。小金井の家は大家さんとの直接交渉だったので、不動産屋にも縁がなかった。一度社会人になったが、その時娘は専門知識を学ぶために専門学校生になっていたので、世間的には学生である。就職先はすでに決まっていたが、特殊な業界のため4月入社ではなかった。学生用物件というわけにもいかない。物件をいくつかネットで見て、実際に見に行ったりしていたが、いまひとつ。見たい物件があったら現地集合で見せてくれるところが多かったが、一件は、まず新宿の事務所に来てくれという。尋ねた不動産屋は、こちらが不動産業者や引越しなどに不慣れなことを知り、態度が悪かった。あまりに上から目線で態度が悪いので、最初に書かされた連絡先や名前などの個人情報を書いた紙を返してもらい破棄した。娘と二人落胆して駅から自宅まで歩いていて、ふと目に止まった地元の不動産屋は、嘘のように親切で、いい物件も持っていた。わからないことも親切に教えてくれ親身になって相談に応じてくれた。家賃も手頃で、今の住まいからも一駅。ほとんど環境が変わらないところに、ほどほどの広さ。すぐに決めて手続きを開始した。これもまた運がよかったのかもしれない。

使っていた冷蔵庫、洗濯機は、自分たちで運び、あとは小物のはずだったが、結局本棚も持って行った。
自宅の準備の合間に、足りないものを買いに行ったり、買い揃える物を手配したり、同時進行でいよいよ忙しくなった。

大樹町側で手配してくれている友人から、何軒か候補の公営住宅をSkypeを通じて写真を見せてもらい、グーグルアーズで現地をいながらにして視察、大樹町を調査。夜はそんな作業もあった。必要書類の作成、市役所へも何回か行かないといけない….などなど….。