4月。不用品の整理、梱包、手続き関係が本格的に始まった。
はじめは、3月中の引越しを考えていた。で、見積もりに来てもらったら、3月の後半から4月の頭がハイシーズンらしい。なんと一週間で数万円ずつ値段が違うらしい。なんてこった! 引越し業者によっても何万円か時には10何万も違う値段を言われ恐ろしくなった。だいたい、三鷹から小金井に移った時、小金井内で動いた時も自分たちで引越しをしたので、業者に頼んだ事はなかったのだ。最後の引越しは、隣に移って数ヶ月後には前の家を取り壊すという引越しだったので、家族三人で毎日せっせと荷物を運んだ。(今考えると笑えるが、実に2ヶ月近くかけて荷物をはこんだ。大型家具も、家電もすべて!)
引越し業者比較サイトで、数社に見積もりを頼んだが、北海道への移動はここが一番安いという業者に決めたのだが、そこでさえこんな状態だ。安いので評判のあの業者は、北海道への移動はぐんと料金が跳ね上がり、使えなかった。
まあ、4月中旬ならほどほどの金額でいけそうだったので、花見を終えて、4月中旬ということになった。
箱に入れないものは、エアーパッキンで包むなど、あらかじめ指示されたように準備を進めた。….だが、当日になって、箱に入っていないと運べないなど、見積もりの人と、現場の作業する人との食い違いもあり、当日は大変なことが待っていた。
見積もりに来た人は、正確に把握できていなかったのだ! かなり量を少なく見積もっていたようだ。だが、うちは業者で引越しをしたことがない。こんなもんかなあといった具合だ。(当日の作業の人が、「見積もりは見積もりです。うちの責任ですから。」と割増にもならなかったので、ほんとにありがたかった。)
車があるので、フェリー移動だ。こっちは、割引がいろいろあり助かった。大洗港から苫小牧までフェリー、あとは陸路に決定だ。荷物は引越し業者に頼むとして、壊れやすい木琴をどう運ぶか….。うちのサンバーに積んで持っていくことにした。木琴は半分バラし、フレーム同士を組み合わせたりして、なんと大きいもの8台、小型2台の計10台。まったくパズルのように収納名人チャンシーは、何日かかけて積んだ。もう隙間は手荷物くらいしか乗らなかったのだから、よくもまあ、こんなにきっちりつめたもんである。しかも、到着した日に演奏しなければならないかもしれないことも予想して、バラさないで、すぐ出せるように1台は準備して積み込んでいた。
そういうふうに、このころは、朝から晩まで梱包作業、その合間にハードオフ、古本屋、金属引取り業者へ行く。並行して娘の引越しも。
今考えると、幻のようだ。