2015年は、チャンシーが、前出の蕎麦屋一秀さんが行っているチーズ作りのワークショップに参加して一個作ってきた。わたしは仕事が休めず行けなかったので、今年こそは参加しようと思っていたが、あいにくの満員。残念がっていたら、良いタイミングでその時に作ったという作りたてのものを一つ譲っていただけた。「その代わり、自分で育てろよ。」というわけだ。で、今育てている。毎日塩水で磨いて天地返しをする。保存は冷蔵庫の野菜室だ。
きっと毎年味が違うに違いない。熟成が楽しみである。大樹町産牛乳100%のチーズだ。町には保存食の加工ができる施設があり、町民は味噌作りやジャムなどの加工に使っている。加工所で加工して販売している方も多い。チーズを作れる道具も揃っている。ほかにも、麹を作るものや味噌すり器など、加工施設もあるし、パンロゴクラブで利用している生涯学習センターの調理室にも加工道具がそろっているらしい。チーズ作りがこういうふうにできるなんて、都会では考えられないこと。生乳を温めて酢を加えて固めた牛乳豆腐も酪農家さんにおねだりしていただいたり。しぼりたて牛乳を売っている牧場も近いし、普通に売っている牛乳も美味しいので、土鍋で牛乳豆腐をつくって、くみ豆腐のようにすくって食べ、残りのホエーで鍋にしたりして冬場には楽しんだ。東京では生活クラブや生協の牛乳を買っていて、こだわってはいたものの、地元の牛乳にはとうていかなわない。さすがに町民より牛の数の方が多いと言われる大樹町だ。(褒めてるんですよ。)
ソフトクリームもびっくりするほど美味いのがあって、少しづつ開拓中だ。
以下は昨年の話。
チャンシーは克明にメモを取り残してある。場所を借りて材料を揃えれば、できるかもしれないが、数人で集まらないと大鍋なので量が多い。一個二個というわけにはいかないのだ。ワークショップの合間にはチーズ料理を食べたり、出来立てのフレッシュタイプのチーズを味わったりで、それはそれは羨ましいワークショップだったようだ。
これが2015年作の自家製チーズ。
すでに食べてしまったが、写真があった。うまかったなあ〜!
わりと早めに食べ始めたが、完熟すると真っ黄色のゴーダチーズになる。今年のはぜひとも完熟を目指したい。作ってないけど自分が育てているチーズだもの。