3月いっぱいで仕事は終了。あとは引越し準備だ。日数も限られている。慌ただしく荷物の整理に追われていたが,大家さんから「物置もかたずけてってね。」の一言。そうか、こいつをバラさないといけない。隣に住んでいた友人も引越し、周りは建て替えられて、このタイプの住宅はほんの数件。そのままもらってくれるところもない。雨が続いていた。雨の中カッパ着用でチャンシーと二人で物置3台を解体。古いのでネジも錆びついて難航した。が、この家に引っ越してきた時は(隣からだが…。)サッシ化されていない掃き出し窓を隣から外したサッシを取り付けたり、物置すら台車で運んだDIY家族である。道具も装備もありなんとか壊した。そして、サンバーに積み込み金属を引き取ってくれるところまで運び金属として買い取ってもらった。物置だけでなく、解体するものもたくさんあったので、これが一番大変だったかもしれない。粗大ごみに何もかも出したら大変なことになる。できるだけ壊していかないと…。
そして庭にも家の中も外したり壊したりする物はけっこうあるものだ。
なにしろ各所カスタマイズしてあったのだから…。
物置が無くなって、庭はがらんとした。物置の解体は割と間際のことだったが、だんだん家から物がなくなって、雑多に積み上げられていたりして、ちょっと寂しげな気もした。この家の周りも、古い昭和の借家はどんどん無くなって、アパートや新築が立ち並ぶようになって、数件、うちのような古い借家があった。友人の家と前のわが家があったところは駐車場になっていた。残りの数件の家は今どうなっているんだろうと時おり思う。